コラム

すず娘のプチ修行 第十二回「すず娘、差別はしないと誓うの巻」

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すず娘、雅楽に目覚める?の巻 

 

すず娘  ぐびっぐびっぐび…ぷはーーーー!

     和尚さん、ごちそうさまでした!

     飲み終わった空き缶は、ごみ箱へ~、一日一善♪

 

和尚   こらこらこら。何が一日一善じゃ。そこは「燃えるごみ」の箱じゃぞ。

     すず娘といえど、もう分別(ふんべつ)ある大人なんじゃからの。

 

すず娘  あ、それって「分別(ぶんべつ)」にかけたギャグ?

     いや~ん、和尚さんたら、お・茶・目★

 

和尚   違う違う。今のは偶然じゃ。

     でも、せっかくじゃから、よいことを教えよう。

 

すず娘  なになに?

 

和尚   仏教では無分別は良いこと、つまりそれは、仏の智慧とされているのじゃよ。

 

すず娘  それって、どういうこと?

 

和尚   例えば、学校で「美人だから」と優遇される子、

     「のろまなブス」と差別される子がいたら、すず娘はどう思う?

 

すず娘  それはいやだなぁ。いくらあたしがかわいくても。

 

和尚   おほん。では、例えを変えよう。

     道ばたに子猫が捨てられていたら、すず娘はどうする?

 

すず娘  拾う!(ΦωΦ)

 

和尚   じゃあ、大きなゴキブリがいたら?

 

すず娘  ε=ε=ε= 逃げる!

 

和尚   すず娘のその気持ちの違いは分別(差別)なんじゃ。

 

すず娘  でも、ゴキブリをスズムシだと思い込んで飼うわけにいかないし。

 

和尚   生きとし生けるもの、すべての命は同じくらい尊い、というのが仏の教えじゃ。

 

すず娘  じゃ、先生は「よい子 悪い子 普通の子」で差別しちゃいけないんだね。

 

和尚   すず娘は一体、何歳なんじゃ…?

 

【仏教豆知識】

江戸時代の禅僧・良寛さんのお話です。

良寛さんがひなたぼっこをしていると、自分の襟元にシラミがいることに気付きました。良寛さんはそのシラミをつまむと、脇において一緒にひなたぼっこをしたそうです。

 

イラスト:砂絵工房

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