コラム

すず娘のプチ修行

すず娘のプチ修行 第三回「すず娘、仏教で淑女を目指すの巻」

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すず娘、仏教で淑女を目指すの巻 すず娘

和尚さん、宿題、やっと終わりましたよ〜。

和尚

こらこら、ドタドタ走るんじゃない。落ち着きがないやつじゃ。

すず娘

あ、すみません。通信簿にもよく書かれます。
ちょっとはおしとやかにしないといけないとは思ってるんですけど…。

和尚

じゃあ、今日はすず娘にいいことを教えてあげよう。

すず娘

何ですか!? 何かおいしいもの?

和尚

違う違う。己の精神を見つめ、気持ちを落ち着けるための写経じゃ。

すず娘

え〜? 正座とかしちゃうんですか?

和尚

写経はつきつめれば、作法に従って行うものでもあるんじゃが、
まずは型にはまらずに、気軽に始めるのがいいじゃろう。

難しいことは何もない。「写経ノート」というのも売っているくらいじゃからの。
すず娘にも一冊プレゼントしよう。

すず娘

ふ〜ん、ありがとうございます。
なになに、「ダイリー」? 100円ショップのノートじゃないですか?

和尚

値段は見なくてよろしい。

すず娘

100円ショップにも売ってるってことは、写経って有名なんですね!

和尚

最近は、いろいろな人が気軽に写経をしているようじゃ。

すず娘

じゃあ、飽きっぽい私にもできるかな?

和尚

写経は、書き続けることに意味があるのじゃが…。

【仏教豆知識】

お経は読むだけでも功徳があり、読誦すればより大きな功徳が、
さらに書き写す、つまり写経をすれば、さらに大きな功徳があるとされてきました。

もちろんお念仏を称えることこそが最大の功徳なのですが、
一心に写経をさせていただくこともありがたく、尊いことなのです。

目の前の紙と筆に集中することで、
日常を忘れ、リフレッシュできるという人もいます。

同時に写経は、自らの信仰を深めることにもつながります。

正座が苦手なすず娘は、作法について案じていましたが、
写経をする際の原則は、身体・呼吸・心を調えることです。

そのため、写経は仏の教えを体得するための仏道修行でもあり、
コツコツ続けることが大切です。

イラスト:砂絵工房

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