コラム

すず娘のプチ修行

すず娘のプチ修行 第七回「すず娘、お布施をする?の巻」

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すず娘、お布施をする?の巻 すず娘

和尚さん、こんにちは。
これ、どうぞ。

和尚

おぉ、ありがとう。きれいな花じゃな。

すず娘

オフセですよ、オ・フ・セ。

和尚

すず娘も、仏教用語をだいぶ覚えてきたようじゃな。

すず娘

はい! この連載ももう7回目ですからね!

和尚

日頃の行いで仏教修行ができるようになるとは、大したものじゃ。

すず娘

えへへ。ありがとうございます。

和尚

お母さんにも「きれいなお花の布施ご苦労さま」と伝えておくれ。

すず娘

いえいえ。そのお花は、お隣さんのお庭に生えてたんですよ。
きれいでしょ。

和尚

まさか、すず娘、黙って頂いてきたのでは…(汗)

【仏教豆知識】

仏前や墓前で、ご僧侶様にお経をあげていただく際にお渡しする「お布施」。
「お布施」とは、法事でご僧侶様に差し上げるものと思われている方も多いと思います。

しかし、「お布施」とは修行の一つ。

古来インドでは、当時は高価であった布を僧侶に施すことが
「欲を離す」「欲から離れる」修行とされていたことから、
「布施」と呼ばれるようになりました。

本来、「お布施」は持っている財産を人に分け与えるという意味です。

相手もご僧侶様の必要はありませんし、お金でなくても(もちろん、布でなくても)
立派なお布施となります。今でも地方では新米を寺院にお布施する風習が残ってます。

仏教では財産は人の欲から生まれた結果と考え、
お布施とはその欲の心と結果を捨てることなのです。

ですので「お布施」を「喜捨」(喜んで捨てる)とも言います。

すず娘が隣家の花を勝手にとってきたとするならば、
自分の財産でないものはお布施とは言えないのです。

イラスト:砂絵工房

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