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令和四年三月 祥月命日講 《 施行完了のご報告 》

令和四年三月 祥月命日講 《 施行完了のご報告 》

令和4年 3月5日(土)午前10時より、町屋光明寺本堂において令和四年三月の祥月命日講を厳修いたしましたことをご報告申し上げます。

皆さまに返送いただきました祥月命日講ハガキはご本尊阿弥陀如来の御前に浄納し、ねんごろに供養いたしました。多くのご供養のお申込みを賜りましたこと、あらためて感謝申し上げます。

合掌


三月の法話

 
皆様の懇ろなるご供養のお心により、ここに執行完了でございます。
本法要へお申込みを頂いた皆様、ご視聴、お心を寄せて頂いた皆様、お疲れ様でございます。
法要の終わりにご挨拶を兼ね、少々お話をさせて頂きたく存じます。恐れながらもう少々お時間を頂けますでしょうか。

 本年NHK大河ドラマでは、「鎌倉殿の13人」という鎌倉時代初期の幕府の13人の合議制の構成員を取り上げたドラマが放映されていますね。この時代は、鎌倉幕府の成立を節目として、天皇や貴族が国政の中心となっていた古代から、武家が国政の中心の中世へと国の情勢が大きく変わった時代でありました。
 この時期に歴史に大きく残る大変革をむかえたのは、日本仏教界も同じでした。
鎌倉新仏教と言われる6宗派が次々と成立したのです。当寺の宗旨、浄土真宗のご開山親鸞聖人もこの中のお一人であられます。
これまで日本の仏教が国家の安泰を祈る公の性質が強いのに比べ、鎌倉新仏教は個人の信仰と救済という性質が強いのが特色であり、今皆様とこうしてお勤めさせて頂いている故人様や、ご先祖様の供養の基礎ともなりました。特に親鸞聖人が釈し、遺して下さった南無阿弥陀仏の六字のお念仏は、唱え、念じる事で、自身の仏道修行であり、同時に故人様やご先祖様へ心を向け、加護を願うものであり、いつでもどこでもだれもが出来る行として、

 円融至徳の嘉号  (えんにゅうしとくのかごう)

と、親鸞聖人は後世の人々に勧めて下さっています。
 人生には、時間においても、力においても例外なく限界がある。
この事は、仏教でも力説される所であります。しかし、先の例にありますように、それぞれの時代、多くの人がその人生を生き切る中で、新たな発見や変化があり、世の中を変え、繋いできたのも事実です。皆様が今手を合せ、心を向けられている故人様やご先祖様もその尊きお一人であります。
 今を生きる我々も一日一日、良き日を積み重ねるよう、努め生きる事こそがそうした先人の恩に報い、後世に良きものを残すことになるのではないでしょうか。
 暖かくなってきたとはいえ、季節、時節の変わり目でもございます。
皆様方におかれましては、まずはお身体を十分においといいただければと存じます。この度も懇ろなるご法要、誠にお疲れ様でございました。