東京御廟 町屋光明寺

コラム

令和三年二月 祥月命日講 《 施行完了のご報告 》

令和三年二月 祥月命日講 《 施行完了のご報告 》

令和3年 2月6日(土)午前10時より、町屋光明寺本堂において令和三年一月の祥月命日講を厳修いたしましたことをご報告申し上げます。

皆さまに返送いただきました祥月命日講ハガキはご本尊阿弥陀如来の御前に浄納し、ねんごろに供養いたしました。
新型コロナウイルス感染防止のため、僧侶のみで法要を執り行いましたが、多くのご供養のお申込みを賜りましたこと、あらためて感謝申し上げます。

合掌

二月の法話

「この世は美しい。人の命は味わい深い」

これはお釈迦様が、入滅された(仏の国へ往く、特に高僧の逝去を指していう言葉)時に
仰せになったお言葉と言われています。

今月2月15日(月)はお釈迦様が入滅された日と伝えられており、
全国の多くの仏教寺院で追悼の法要が営まれます。
その日に先立ち、今月も2月6日(土)、今月度の祥月命日講をお勤めさせて頂きました。
コロナウイルスへの厳戒態勢の中ですので、
今月も参拝者はお呼びせず、僧侶のみでの執行と
させて頂きました。今月も多くの供養申込ハガキが仏前に並びました。
仏様、故人様を思う方々の敬虔なお気持ちに頭が下がる思いであります。

さて、お釈迦様といえば、王族にお生まれになりながらも、生老病死を目の当たりにし、
これらを超越する術を希求する為、出家をされ、無常、一切皆苦などのお言葉を遺され、
この世はままならぬ事に満ちている、そうした中を強く生きていかなればならないのだと
いう事をあらためてお示しになった方でいらっしゃいます。

お釈迦様が、
一切皆苦と言われた一方で、入滅される時、冒頭でのお言葉を遺されたというのは、
どのようなご意思によるものだったのでしょうか。

人の人生は限りある時間だが同じ人生は二つとない。
故にたとえ苦が伴おうとも、その唯一無二の人生、生き切る事は、尊き事だとお釈迦様は
仰せになりたかったのではと思うのでございます。

今回の法要でのご供養を御縁として、それぞれの方が、また今後唯一無二の人生の時間を歩んで行く決意をあらたにして頂ければ、正にこの上なきご供養になろうかと存じます。
二月とはいえ、寒い日が続きます。お大事に日々お過ごしくださいませ。

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