東京御廟 町屋光明寺

コラム

令和三年十二月 祥月命日講 《 施行完了のご報告 》

令和三年十二月 祥月命日講 《 施行完了のご報告 》

令和3年 12月11日(土)午前11時半より、町屋光明寺本堂において令和三年十二月の祥月命日講を厳修いたしましたことをご報告申し上げます。

皆さまに返送いただきました祥月命日講ハガキはご本尊阿弥陀如来の御前に浄納し、ねんごろに供養いたしました。多くのご供養のお申込みを賜りましたこと、あらためて感謝申し上げます。

合掌

12月の法話

町屋光明寺祥月命日講法要のお申込み、ご視聴の皆様、お疲れ様でございます。
令和3年12月度祥月命日講 勤修されましてございます。

時がたつのは、はやいもので、本年も残り後半月あまりとなりました。
今回の法要にあたり、皆様、仏様、そしてご供養の対象となる故人様に、お心の中でそれぞれの思いを寄せられたものと存じます。そのお心の声は、その方のみ知っておられ、知るべくもないことではございますが、僭越ながらその大きなひとつを拝察しますと、感謝の心というものが挙げられようかと存じます。

 浄土真宗では、ご開山親鸞聖人の御命日が11月28日であると伝わることから、この日の前後に、多くの寺院や門徒がそのご遺徳を讃え、報恩講というお勤めをおこないます。講とは人が集まって法要を営むことであり、文字どおり、真宗念仏のみ教えを、700年以上の時を超え、今に伝えて下さった親鸞聖人へ尊敬と感謝の心を向け、法会を営むわけでございます。
 そしてその法会では、様々なご和讃が詠まれますが、特に重要とされているのが、次のご和讃でございます。

   如来大悲の恩徳は 身を粉にしても報ずべし 
   師主知識の恩徳も 骨をくだきても謝すべし

  私どもを極楽浄土へと導いて下さる阿弥陀如来へのご恩は、正に生涯をかけて報いるべき尊きものである。
 また、私を導いて下さってきているご先祖様をはじめとした御縁を頂いた様々な人々へのご恩もこれに同じである。という意味だそうでございます。
 そして、今もなお続くご先祖様のご恩は、我々子孫が壮健に、納得ゆく人生を全うする事を願い続けてくださっている事ではないでしょうか。
 本当に色々あり、思い通りに行かぬ事、予見しえない事が溢れているこの世でございますが、そのご先祖様がかけてくださる願いを胸に出来る限り、力強くそれぞれの人生を生き抜いて行くことがそのご恩に報いるという事になるのではないでしょうか。
 そしてその事をまた本日のように感謝報告出来たのなら何よりと存じます。
本日は懇ろなるご供養、まことにお疲れ様でございました。


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