ともしび18万円~

令和四年六月 祥月命日講 《 施行完了のご報告 》

令和四年六月 祥月命日講 《 施行完了のご報告 》

令和4年 6月4日(土)午前10時より、町屋光明寺本堂において令和四年六月の祥月命日講を厳修いたしましたことをご報告申し上げます。

多くのご供養のお申込みを賜りましたこと、あらためて感謝申し上げます。

 
合掌



六月の法話

皆様、本日はようこそお参り下さいました。ただ今、皆様と共に祥月命日の法要を懇ろにお勤めさせていただきました。
この度、ご仏縁をいただきましたので、少しお時間を頂だいし、一言お話をさせていただければと思います。

本日は、既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、「往相回向」と「還相回向」について、また、「法要の目的」について、専門的な難しいことは脇に置いておきまして、簡単にお話をさせていただければと思います。
資料を作りましたので、こちらをご覧下さい。


この「往相(おうそう)回向」と「還相(げんそう)回向」は、浄土真宗の基本的な教えの一つでございます。
まず、「往相回向」ですが、阿弥陀様の救いにより、現世からお浄土へと往かせていただくということでございます。
そして、「還相回向」ですが、今後は逆に衆生を救うために、この衆生というのは皆様方であり、すべての人々のことでございます。衆生を救うためにお浄土から現世に還るということでございます。これが、「往相回向」と「還相回向」でございます。

これはどういうことかと申し上げますと、浄土真宗ではお亡くなりになりますと、こちらにおられます阿弥陀様に救われて、故人様は悩み苦しみのない素晴らしい世界でございます極楽浄土の世界に生まれ変わり、そして、仏様になると説いております。故人様は悩み苦しみのない素晴らしい世界に旅立たれ、仏様になられたわけでございます。

しかし、皆様は悩み苦しみの多いこの世界で生きておられます。この世界というのは、嫌なこと、苦しいこと、悲しいこと、辛いことなど、色々なことがございます。皆様も大なり小なり悩み苦しみというものをお持ちではないかと思います。

そこで、故人様は「私はもう大丈夫、悩み苦しみのない世界に居るから大丈夫だよ、しかし皆は大変な世界で生きているよね」ということで、お浄土の世界でのんびり寝ているわけでなく、皆様を悩み苦しみから救いたい、助けたいという、このような思い願いを持って、そして、先ほどお話を致しました「還相回向」により、いつも皆様のそばに寄りそっていらっしゃいます。

そこで、皆様は悩み苦しみから救いたいという、この仏様の思い願いというものをどうすれば少しでも多く受け取ることができるのか。すなわち、悩まず苦しまずに、明るく元気に前を向いて生活することができるのか、生きることができるのか、このことを法要の機会にちょっと意識をし、お考えになっていただければと思います。

次にこちらの資料をご覧ください。法要の目的でございます。簡単に申し上げますと、そこに記載のとおり大きく二つございます。

まず一つは、故人様から生前いただいた御恩や、法要の機会をいただいたことに対する感謝を申し上げるということでございます。
もう一つは、ご自身のことを振り返り、生き方を見つめ直すと機会でございます。
このご自身のことを振り返り、生き方を見つめ直すとは、どういうことかと申し上げますと、先ほど、申し上げましたとおり、仏様の思い願いである皆様を悩み苦しみから救いたい、助けたいという、この思い願いというものを少しでも多く受け取るために、ご自身の生活や生き方、お考えなどを振り返って見つめ直すということでございます。

すなわち、資料の下に記載しておりますが、この法要を通して、命の大切さや、人生をより良く生きることの大切さを故人様(仏様)から気づかせていただくということでございます。
別の言い方を致しますと、仏様の教えに触れる大切な機会ということになります。

このように、法要にご参列される、お墓参りをされる、毎日仏壇に手を合わせる、これらも大切なことではございますが、何より一番大切なことは、皆様が仏様の思い願いを受け取って、そして、悩まず苦しまず明るく元気に日々の生活を送る、人生を歩まれる。このことが、仏様になられた故人様は、とてもお喜びになりご安心されることと思います。

日頃はお忙しくて、なかなかご自身のことを見つめ直すことは難しいと思います。ぜひこの法要の機会に、ご先祖様や故人様を偲びながらご自身のことも見つめ直していただければと思います。

それでは、以上をもちましてお話を終了させていただきますが、どうぞお時間のある時は、お参りにお越しいただければと思います。また、不安定な天候が続いております、どうぞお体をご自愛ください。
本日は、大変ご大儀様でございました。